スポンサーリンク

上記の広告は、30日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2018年10月16日

みはるかすアンダルシア方面

一度海外に向けた眼を、今度は、国内に向ける。そして、国内に向けた眼がしぱしぱしてきたら、目薬をさす。そのとき、目薬を二階の庇から落とすような大それた真似はしてはいけないし、目薬が落ちてくる直前に恐怖によって眼を閉じてもいけないだろう。


目薬によって眼の調子を整えたならば、もう一度、海外に眼を向けてみよう。どうだろう。濁った眼で眺めたときより、いくらかクリアーな視界で海外を見ることができたのではないだろうか。


さらに、国内に眼を戻してみれば、その鮮明さは明らかだ。そのとき、あなたの睫毛が、国内の鮮明さに陶然としている眼球へと落ち、あなたの眼球は痛みに支配されるだろう。


たった一本の睫毛の侵入によって、とても眼もあけていられなくなる。まぶたの上から、ゴシゴシと眼をこする。目を閉じながらも、しかし、海外に眼を向けよう、という意思だけは残しておかなければならない。


痛みをやり過ごしてやっとの思いで眼をあけたあなたの眼球は、ひどく血走っている。その血走った眼を海外へと向けるのだ。そして、間髪入れずに国内に戻せ。


眼球に剃刀をいれろ!

http://icphackthephoto.com/


  


Posted by kaigai54  at 20:07Comments(0)キネマ